武蔵寺・天拝山(福岡県筑紫野市)

「天神さま」で知られる菅原道真が太宰府に左遷されたのは延喜元(901)年。その3年後、悲運の中で病死されました。道真公は自分の無実を天に訴えるため、百余日間「紫藤の瀧」に打たれて身を清め、天拝山の山頂に登って七日七夜岩の上に爪先立って祈り続けたところ、天から「天満在自在天神」と書かれた尊号が届いて願いが成就されたといわれています。
このことから、当時はこの山を「天判(てんぱん)山」と呼んでいました。
昔の呼び方の「天判(てんぱん)山」は、その後何らかの経緯で「天拝(てんぱい)山」と呼ぶようになったと伝えられています。
”みそぎ”をして登られたといわれる天拝山の登山口にある武蔵寺(ぶぞうじ)は、天台宗椿花山武蔵寺(ちんかざんぶぞうじ)と言い、九州最古のお寺として有名です。
建立は飛鳥時代とも奈良時代ともいわれていますが、その創建については定かではなく、開山は伝教大師、建立は藤原虎麿(初代の大宰帥蘇我日向臣身刺(ひむかのおみさし))ともいわれています。
本尊は椿樹の一木彫りの薬師如来で、心身の病気を治してくださるありがたい仏様であると伝えられています。また、境内にある藤も1300年の歴史を持つといわれ、市指定の天然記念物となっています。
毎年4月末~5月の初旬(連休の時期)が見頃となります。また隣接の天拝山歴史自然公園では吹奏楽の演奏や撮影会など多くのイベント等があり、たくさんのカメラマンや家族連れで賑わいます。初詣もすごい人出です。
20071126<使用カメラ:Nikon D300>
↓ 天拝山歴史自然公園(藤原虎麿の銅像)





↓ 武蔵寺







↓ 御自作天満宮



↓ 菅公が身を清めた「紫藤の滝」


↓ 高さ2m程の岩は、菅公が衣を脱がれて掛けたといわれる「衣掛岩」

↓ 天拝山へ登ります

↓ 写真をクリックで拡大します



↓ 荒穂神社



↓ 山頂まで、もう少しなのにここから長い階段が続く !


↓ 山頂です

↓ 山頂の「天拝神社(菅原神社)」

↓ 太宰府市を眺めましたがかなり酷い”モヤ”です



↓ 帰りは道真公が幾日も通ったといわれる厳しいコースの「天神さまの径(みち)」を下ります




↓ 子犬がやっと通れるくらいの狭い路


↓ 武蔵寺に帰ってきました




↓ おまけ(山頂からの夜景?のつもりで・・・)写真をクリックで拡大します

↓ yahoo! 地図です



・しおり(海)さん ・由希さん ・すずさん ・sayaさん ・理乃さん ・kasumiさん
嬉しいコメントをありがとうございます
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いただきましたコメントは、ご訪問の記念の足跡として永く残させていただきます
感謝を込めて・・・管理人
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by kotomachi | 2007-12-08 10:39 | 武蔵寺・天拝山 (福岡県) | Comments(6)
武蔵寺・天拝山ですか?最初の銅像は菅原道真公でしょうか?
木々も色づいていますね~!
そして一番印象的なのは天拝山の帰りの道ですが、獣道よりも狭くて通りにくそうな道ですね。
それも修行の一つなのでしょうか・・・
そして最後の太宰府を見下ろした夜景・・・慕情を思い出しました。^^
素敵な写真を有難う~~~私も頑張りますね♪

テルさんの写真に誘われて、先週太宰府の光明寺に行ってきたばかりでしたのに、こちらも行ってみたいですね。
菅原道真公はいろいろな所に関係しているのですね。すっごく勉強になります。
学生時代は歴史のことが苦手でしたから、恥ずかしいのですが今になって大宰府の歴史を勉強しています。
とても綺麗に撮れていて、いつもお上手だなって尊敬しちゃいます。
由希も一眼レフを購入しましたので、いつか機会がありましたら教えてくださいね。ぜひぜひぜひ(^_^;)


またまたいい写真が撮れていますね。すごく綺麗です!
天拝山は、高校の時に行った事があって、地元なのにそれ以来一度も行って無いのですが、写真を見ていると思い当るところがいくつかあって、懐かしく感じます(^。^)
そうそうあの最後の階段、泣きそうになった記憶が・・・・・
では、また写真楽しみにしております。

今日はコチラを拝見しました。荘厳な感じをうけました。
天拝山っていうのですね。名前が良いですね。
地を鑑み天を拝むでしょうか???勝ってな解釈です、スイマセン。
帰り道の昔ながらの険しい道、黙々と歩いてみたい気がしました。